会計簿記(記帳)は、お金を支払った使用目的を明確にするために、勘定科目(使用用途別に設けられたグループ/項目)別に振りわけるわけです。
ですので、目的が同じ(この場合、セミナー)でも、支払った先は違いますし、項目も明らかに違いますので、複合仕分け(1枚の伝票で仕分けを書く・記帳する)は、してもいいのですが、勘定科目(グループ)は、別々にしましょう
記帳例
例▼
セミナー会場までの交通費:1000円
会場レンタル料:3000円
親睦会:5000円
複合仕分けで記帳
同じ関連事項での入出金(複数の項目(勘定科目)がある場合)でも、1つの仕分けで書く事を「複合仕分け」といいます。
- 旅費交通費 1000 / 現金 9000
会議費 3000
接待交際費 5000
※1つの仕分けで書く場合は、現金の方のみ合計金額ですみます。
単一仕分けで記帳
同じ関連事項での入出金でも、仕分けを1つずつ書くことを、「単一仕分け」といいます。
- 旅費交通費 1000 / 現金 1000
- 会議費 3000 / 現金 3000
- 接待交際費 5000 / 現金 5000
セミナー時のランチ代について
懇親会での交流を目的とした飲食代は「接待交際費」になりますが、一日のセミナーで、セミナー間にとるランチ代は、経費にはなりません。
理由は、普通に暮らしていてもお昼ご飯は食べるでしょ?ということです。
お昼ご飯もセミナー内容のことを談義していたのなら、いいかもですが…普通にいただくランチは、うしろめたくて私としては経費にはできないので、個人出費としてます。
ランチタイムやティータイムもお互いの交流を図る為に一緒に飲食をするのなら、「接待交際費」として経費になるかと思います。
また、セミナー受講者全員にお弁当等支給した場合は、経費になります。
私が時々開く「ランチやモーニングでの飲食での交流を含むセッションや勉強会」は、飲食での交流もセッションや勉強会の一つの要素なので、この場合は自分の飲食代も含め経費としてます。
もちろん、セッションや商取引で飲食店を利用した場合の飲食代も経費になります。
要は、その場所での会話が仕事関連(交流も含む)のことかどうかが、経費になるかどうかのポイントですので、そのグレーゾーンを使って経費になるという考えもあるようですが、私個人としては、単なるランチ代を経費にすることはおススメしませんし、私は個人用途としています。
もちろん、セミナーがあるからと出かけていった先での、事業主一人だけ、または、友人知人との飲食代は、経費にはなりません。